Photo by 衛藤みなみ 様
【総評】
ベビグラファーデビューおめでとうございます。赤ちゃんのいい表情を引き出すコミュニケーションがしっかりと取れていて、写真を見ている第三者もつい笑顔になるような作品が撮れています。光のコントロールも比較的上手にできています。赤ちゃんの魅力を引き立てる色彩の取り入れ方にも今後チャレンジしていくと、さらに作品の表現力が高まります。
【622】
淡い色の中満面の笑みで笑う赤ちゃんの可愛い表情を捉えた作品です。真上ショットの柔らかい光のコントロールも上手にできています。ポートレートでは目の印象がとても大事です。せっかくいい表情で笑っているのに、赤ちゃんが節目がちになっていて、目の印象が薄くなっています。笑顔が引き立つ目元にするためにも、レンズの位置が赤ちゃんの目の真上に来るような位置にカメラを持ってきて撮影すると、目が大きく写るので、より可愛い笑顔の写真になりました。
【193】
うつ伏せ姿で手を組むこの時期ならではの可愛らしい瞬間です。瞳に大きく入ったアイキャッチにより、キラキラした瞳が赤ちゃんの嬉しそうな気持ちの表現の演出になっています。逆光のふんわりとした光、赤ちゃんを包み込む柔らかい光が共に、とても上手にコントロールできています。赤ちゃんの可愛らしい瞬間を捉えた作品です。
【417】
にっこり可愛い瞬間を捉えています。逆光の光量が少し多いため、赤ちゃんの上側のお顔の輪郭部分が白飛びしています。もう少し逆光の光量を抑えましょう。透過レフや紗幕、レースカーテンなどを使って、逆光の光量をコントロールし、光のバランスを確認しながら撮影するように意識しましょう。写真は光と影、色で表現していきますので、赤ちゃんの魅力が引き立つような色彩を取り入れるというところにもチャレンジしてみましょう。また、画面左上に映り込みなど細部にまで配慮することでさらに良い作品となります。
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