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Photo by 藤井梓様

総評
モデルの魅力を引き出すコミュニケーション力があります。そのコミュニケーション力を発揮するためにも、カメラとレンズ、環境任せの撮影になっている部分を見直して、撮影技術を高めましょう。画像劣化をしていると納品ができません。撮影スタート前、撮影時に画像と併せて設定の確認もするようにしましょう。

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モデルのチャームポイントである大きな瞳に大きなキャッチライトを入れてより魅力を引き出しています。その魅力が詰まった瞳ですが、奥の瞳がボケすぎてしまっているのが残念です。もう少し絞り奥の瞳の様子もわかると良いです。やや構図が中途半端です。頭上の空間が多めに取られていますが、その意図が分かりません。もう少し寄りカメラを少し右に振ると右側のキラキラの範囲が広くなり、モデルの上向きな気持ちをより表現できたでしょう。

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ポートレート撮影を意識したモデルとのコミュニケーションが図れている様子が分かります。大人っぽい自然な笑顔とポージング、背景がマッチしています。シャッター速度とISO感度が高いため、やや画像の劣化があります。フルサイズのため、センサーサイズに助けられている部分がありますが、シャッタースピードを下げることで適切なISO感度になり作品の完成度が上がりました。

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意図して作り上げた作品というより、イルミネーションの前に何となく立ってもらい、何となく左手で髪に触れているだけの作品になっています。玉ボケを意識した絞りになっているように見えますが、モデルの優しい雰囲気から玉ボケがもっと柔かくても良かったでしょう。また、髪に触れているであろう手が、腕部分のアウターのボリュームで見えず、またその腕の範囲が広く目がいきやすいです。作品を作るという意識を持ち、モデルにあった演出ができるようにしましょう。撮影環境と絞りから少しISOが高めになっています。今回は、それほど画像の劣化は気になりませんが、より良い作品を目指すためにカメラの設定も気にするようにしてください。

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