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Photo by 山尾美里様

 

【総評】

マザーフォトミックコースデビューおめでとうございます!3作品ともカメラ、レンズ、構図、アングルが違い、幅広い表現力を感じました。ただその一方で、全体的に露出アンダーの傾向があります。意図的にアンダーにすることは問題ありませんが、作画意図によっては、明るい気持ちや前向きな姿を表現する場合には、その気持ちが伝わりやすい明るさで表現すると良いでしょう。妊婦さんのポートレートとして大切な肌の発色や明るさも意識して撮影しましょう。

 

【853】

妊婦さんの表情から、お腹の赤ちゃんへの深い愛情が伝わってきます。そして背景の葉っぱや水面がキラキラと玉ボケしていて、妊婦さんを輝かせてくれています。作画意図には「太陽が柔らかく降り注ぎ」や「半逆光で撮影した」とありますが、どちらかというと強めのサイド光でコントラストが強いので、もし柔らかい光で撮影したかったのであれば、レフ板などで光を反射させ影をとばしたり、光の方向を変えたり、柔らかい光で撮影できる場所を探すなどしてみましょう。それから、ストールのタグや糸が出ているなどの美術面、手先が切れている構図が気になります。今後は、細かい部分にも意識を向けて撮影をし作品の完成度が上げていきましょう。

 

【193】

妊婦さんの手が優しくお腹に触れ、アイキャッチが入った輝きのある瞳と表情。穏やかで幸せな気持ちや綺麗な紅葉を見て心がうごいている様子を捉えています。ただ残念なのは、露出アンダーのため、その妊婦さんの輝きや心象が十分には伝わってこないこと。顔の明るさや写真全体の明るさは、作品のイメージに直結する視覚的な大切な情報なので、適正露出の見極めが大切です。

 

【574】

お腹の赤ちゃんと一緒に過ごす季節や時間が切り取られていることがわかります。作画意図に「これからお腹の赤ちゃんと過ごす日々への喜びと希望を抱く強い姿 」とありますが、妊婦さんの表情や仕草、写真全体からはその部分がなかなか伝わってきません。また、妊婦さんを魅力的に見せるための光が意識されていないのも残念です。背景の空の描写や色を入れたいという意図で撮影されている部分もあると思いますが、心象風景でありながらも主題が際立つ撮影をしたいのがマザフォトです。意図的に広角、ローアングルで撮影しているのはとてもいいと思います。例えば、周りの草や木が入らないくらいもっと妊婦さんに寄って空をうんと広く捉えたアングルにすると情報がシンプルになって作画意図を表現しやすくなったでしょう。

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201910maternity, MPAエキスパートコース, マザーフォトミック