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Photo by 和田美咲 様

 

【総評】

ベビグラファーデビューおめでとうございます。どの作品も瞳にしっかりとピントが合っています。親子ショットは、まだ表現力が足りません。ベビグラファーが撮る「親子の触れ合いショット」とはどういうものなのかもう一度確認し、撮影できるようになりましょう。

 

【092】

少女漫画のようにキラキラな大きな瞳と、キュッと広角の上がったアヒル口、ちょこんと胸元に置いた手の仕草など、女子力の高い赤ちゃんのとってもかわいい姿を捉えています。作画意図にある「目線の先に余白を開けた」とありますが、赤ちゃんはしっかりとカメラを見つめているので、画面中央に赤ちゃんを配置した方が、この可愛らしさが引き立つ構図となりました。また、画面の右端に配置したグリーンの色のトーンが周りの花びらの色のトーンと比べると濃いので目立ちます。「透明感のある作品」にするのならもっと色のトーンの淡いグリーンを使った方が、色彩全体のバランスが整いました。

 

【552】

カメラのレンズを覗き込む赤ちゃんの瞳が生き生きと表現できています。ピントもしっかり合っています。ソフトボックスを2つ床に置いているため、顔の側面部は明るくなっていますが、中央部には影が残りお肌の発色が悪くなっています。赤ちゃんのお顔全体に光を回すイメージで、画面左側のソフトボックスを高い位置から当てると顔の中央部の影感は解消されます。ライティングを少し工夫してみましょう。

 

【223】

赤ちゃんの表情には緊張感が残り、仕草からはママの腕の中から逃げ出したいような気持ちが感じられます。ママの表情もわからないので、「親子の触れ合い感」が伝わりません。愛情が伝わるような触れ合いショットを撮るための表現力を磨きましょう。また、赤ちゃんの顔に当たる光が硬いです。柔らかい光を拡散させましょう。ピントはしっかり合っています。また、写真は光と影、色で表現します。親子の触れ合いの幸せ感を表現するような色彩を取り入れるチャレンジもしてみましょう。

CATEGORIES

MPAエキスパートコース, ベビグラファー