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Photo by 横尾宏美様

 

[総評]

ベビグラファーデビューおめでとうございます。ベビーの可愛らしい魅力を表現するための撮影ができています。全体的に、スタジオ内の光量不足が考えられますので、柔らかい光を補う工夫をしてみましょう。

 

[526]

真上からぐっと赤ちゃんの表情に寄ったことで、むっちりとしたお顔のお肉感がしっかりと分かる作品です。作画意図の「花が咲いたような笑顔」というには、少し中途半端な表情なので、ここからさらにパッと花が咲いたような笑顔を引き出せると作画意図がより伝わりました。真上ショットの柔らかな光の扱いも上手にできています。

 

[326]

柔らかな包み込まれるような逆光の光、ベビーに当てる光も柔らかく、ベビグラフの柔らかな光を作れています。ブーム中のおちょぼ口も可愛い瞬間です。ベビーの右手首でちょうど切れているので、少し構図に違和感を感じます。撮影前におちょぼ口を撮りたい!と撮影者の明確な意思があるので、この場合は表情にもう少しよった切り取りの方が、より印象的な表現になり、構図のバランスも良くなりました。また、シャッタースピードが1/80と遅くなっています。被写体ブレは起きてはいませんが、おすわり期の動きの出てくる赤ちゃんの撮影では、シャッタースピードをもう少し上げる工夫をすることで、動きの出てくる時期の赤ちゃんの撮影にも確実に対応できます。スタジオ内に光を回す工夫をしてみましょう。

 

[392]

レンズを覗き込むお澄まし顔が可愛いです。作画意図の「赤ちゃんらしいうつ伏せのポーズにこだわった」とありますが、表情アップのため、「写真からは赤ちゃんらしいうつ伏せの姿」というのがあまり伝わりません。うつ伏せのポーズにこだわるのであれば、もう少し引いてうつ伏せをしている手まで入れた方が、赤ちゃんらしいうつ伏せの感じが表現できます。また、逆光の光が弱く、露出アンダーで、シャッタースピードも1/60と遅くなっています。逆光の光も少ない、光の周りも良くないことから、ライティングを確認した方がいいです。逆光の光がたりないときh、LED照明で補ったり、スタジオ全体の光量が足りないのであれば、天井バウンスなどで柔らかい光を補う工夫をしてみましょう。

CATEGORIES

MPAエキスパートコース, ベビグラファー