Photo by 黒須葉季様
【総評】
ベビグラファーデビューおめでとうございます。赤ちゃんやママの表情を引き出すコミュニケーションがとても上手にできているのが分かる作品です。色彩で取り入れる小物の配置をもう少し配慮できると被写体がより引き立つ作品となりました。
【896】
赤ちゃんの笑い声が聞こえてきそうなとっても可愛い瞬間です。瞳に映ったアイキャッチにより、瞳が輝き楽しそうな赤ちゃんの気持ちが表現できています。赤ちゃんの手前に配置された、葉っぱやお花の配置が無造作で雑多な印象を与えます。この場合はスッキリした方がより赤ちゃんの表情に意識が向きます。赤ちゃんの表情を引き立たせる小物の配置も考えましょう
【563】
親子の楽しいふれあいの瞬間です。赤ちゃんとママの笑顔がシンクロしていて、とっても幸せ感を感じる作品です。被写体を照らす光が少し硬いです。柔らかい光になるようにソフトボックスの光量を調整しましょう。また、「写真は引き算」といいます。色彩で取り入れたグリーンの小物の映り込みが中途半端なため、写真を見る人の意識がそちらに引っ張られてしまいます。この作品の場合は、親子の表情が最高にいいので、それを引き立たせるためにも、小物はないほうが良いです。色彩をとりいれるのであれば、白いマット全体に花びらを敷くなど、被写体の表情を邪魔しない取り入れ方をしましょう。
【715】
ポーズを決めてくれているかのような可愛いらししぐさが撮影できています。逆光の光もふんわりと柔らかいです。白レフで拡散した光が少し弱いため、赤ちゃんの肌色に影感が残っています、ソフトボックスまたは銀レフなどで被写体に当てる光量をもう少し増やすと肌の発色が綺麗になりました。ピンク色で統一された小物使いで女の子らしさが表現できています。さし色で入れた緑色の葉っぱ類はもう少しボケるように配置を工夫するとスッキリとまとまりました。
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