Photo by 柿添麻美様
【総評】
大人の女性のポートレートは撮影できています。ポートレートアドバンスを理解し、女性をより魅力的に表現するためのトータルプロデュースがしっかりされています。
【132】
モデルの笑顔が輝いていて美しいです。そして撮影者との心の距離の近さを感じる作品です。髪を靡かせる風が気持ちよく、光が髪を煌めかせていることもモデルに動きを出し輝きを与えていて魅力的に表現されています。また、メイクも肌の美しさが活かせれていて、ナチュラルに見える美肌メイクが上手にされています。
【524】
メイクや髪型、服装、目線、ポージングなど、モデルの魅力を引き出し撮影するためのトータルプロデュースがされています。ジャケットに袖を通すか肩に掛けるかによっても印象がかなり変わりますが、そこもを意図して肩がけし、どう魅せたいかを考えながら撮影していることがわかります。ワンピースのスカート部分の柄がバランスよく入り、モデルが美しく見える効果的なアングルで撮影できました。
【632】
かっこいい女性として表現するためのメイクや髪型にしていることがわかります。表情・ポージング・背景選びもそれが活きるように撮影できると良かったです。この表情で両肩が前にきていてやや猫背に見え上目遣いですと、ハイアングルでカメラが見下ろしている状況なので、寂しげな印象にもなってしまい、作画意図にあるテーマ「クールビューティー」が伝わりにくいです。メイクもキリッとさせるためにしっかりノーズシャドウを入れて赤い口紅にされたことはいいのですが、彩度をプラスにしたことで、ノーズシャドウと口紅の赤が少し浮いた印象になりました。ポイントメイクをもう少し馴染ませるようにするか、もしくは彩度を調整するかで、本来のモデルの美しさを後押しするようなメイクやカメラ設定になるよう意識されると良いでしょう。
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