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Photo by 神田美保様

【総評】

ベビグラファーデビューおめでとうございます。表現したい魅力を捉え撮影している様子が伝わってきます。ベビグラフの柔らかな光のライティング、主役の赤ちゃんやママが一番魅力的に見える表現力を磨いていくことで、より作品の質があがり魅力的なベビグラフとなるでしょう。

 

【729】

綺麗に入ったアイキャッチが可愛い笑顔を引き立たせています。グッと寄って撮影したことで、歯が生えていない赤ちゃんの可愛い口元もしっかり伝わる1枚になりました。

【144】

手を前について身体を支えるポージングと寄ったお胸、愛くるしい表情が可愛い作品です。ヘアバンドや花びらの色彩の主張が強く、主役の赤ちゃん自身の魅力よりそちらに視線を奪われてしまうのが勿体ないです。また、赤ちゃんの足の方には少し色被りが見られます。小物を使う際は、赤ちゃんの魅力が一番に引き立つ色彩のチョイスや分量を考えましょう。ハイアングルからのおすわりショットの撮影ですが、手前に置いたソフトボックスが床に置いてあるため、光がお顔の下から上へあおるように当たったおばけ照明になっています。また、赤ちゃんの足元に光が回っていない状態です。この場合、上から下へソフトボックスの光を当てることで赤ちゃん全体にフラットに光が回り、赤ちゃんを包み込む光も柔らかく明るくなりました。

【790】

ママの「大好き」な気持ちを大胆なフレーミングで表現した作品。ただ、その気持ちが作品からは伝わりにくい印象です。もう少しひいて撮影し握りしめている手をしっかりフレームに入れたり、ママの目や口元の表情ががもう少し見えるようにママへの誘導やカメラアングルの工夫ができると作画意図の「ママの大好きな気持ちが溢れて」が伝わる作品になりました。光に関しては、逆光が遮られている状態で手前から親子に当たる光がやや強く硬いです。ソフトボックスを被写体に近づけ柔らかな光を拡散させると同時に、親子の間の影をとばすような配置を見直すことで、柔らかな光が親子を包み親子の幸せを表現できました。

CATEGORIES

MPAエキスパートコース, ベビグラファー